エール近鉄八尾西口のお知らせ・ブログ
就職先の業種: 金融業
職種: 事務職
年齢・性別: 50代・女性
利用期間: 2年間
利用事業所: エール近鉄八尾西口
「身体に障がいがあっても、もう一度働けるのだろうか」
「以前のように仕事ができるか自信がない」
「早く社会復帰したいけれど、体力や体調が心配……」
そんな不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、**大阪・八尾市の就労移行支援事業所「エール近鉄八尾西口」**を2年間利用し、金融業界の事務職への就職が決まったAさん(50代・女性)です。
Aさんは、病気による入院と退院後のリハビリ生活を経て、再就職を目指すことになりました。
以前は仕事を第一に考えていたAさん。
経済的に自立したい、早く社会復帰したいという思いがある一方で、身体に障がいがある今の自分に、どんな仕事ができるのか不安を感じていました。
そんなAさんにとって、大きな転機となったのが、支援員から繰り返し伝えられた言葉でした。
「無理にしなくてもいい」
頑張ることだけが大切なのではなく、自分の身体や気持ちに合わせて、無理のないペースで取り組むこと。
その考え方を少しずつ受け入れながら、Aさんは再就職への準備を進めていきました。
今回は、Aさんに就職までの2年間を振り返っていただきました。

入院・リハビリを経て。「もう一度働きたい」という思い
――エール西口を利用する前は、どのような生活をされていましたか?
「入院してから半年弱で退院し、その後は半年ほど自宅でリハビリ生活を送っていました」
退院後の生活は、以前とは大きく変わりました。
洗濯や入浴、家事など、日常生活のさまざまなことに時間がかかるようになり、困ることも多かったそうです。
ご家族の協力で、1階で生活できるように住環境も整えました。
そんな生活の中でも、Aさんには強い思いがありました。
「経済面のこともあって、早く就職したい、社会復帰したいという気持ちはありました」
しかし、同時に不安もありました。
「身体に障がいがある状態で、どうやって働けばいいのか。障がい者雇用ってどんな感じなのか。難しいだろうなと思っていました」
以前のように働きたい気持ちはある。
でも、今の自分にできる仕事があるのかわからない。
Aさんの再就職への道のりは、そんな不安を抱えながら始まりました。
「身体障がいのある自分でも通えるかな」見学時の不安
――エール近鉄八尾西口を知ったきっかけを教えてください。
「病院のリハビリ担当の先生から話を聞きました。その後、ホームページを見て問い合わせをして、見学に行きました」
Aさんが就労移行支援事業所を選ぶうえで大切にしていたのは、無理なく利用できる環境でした。
――見学したときは、どのように感じましたか?
「若い人が多いイメージがあって、身体障がいのある自分がこの中でやっていけるかなと思いました」
年齢のことや身体の状態など、利用する前にはさまざまな不安があったそうです。
それでも、エール近鉄八尾西口には安心できる点がありました。
「徒歩で通えることが条件でした。在宅訓練があったことと、年齢の近い支援員がいたことも安心できました」
自宅から通える距離にあること。
体調に合わせて在宅訓練を利用できること。
そして、相談しやすい支援員がいること。
こうした条件が、Aさんにとって利用を始める後押しになりました。
体調に合わせて在宅訓練を活用。無理のない通所からスタート
――利用を始めた頃は、どのようなペースで訓練していましたか?
「体調面を見ながら、最初は週6日、在宅で訓練をしていました。通所は週1回でした」
Aさんは、身体への負担を考えながら、在宅訓練を中心に利用を始めました。
通所する日は、自宅から徒歩で事業所へ向かいます。
――通所で大変だったことはありましたか?
「夏場の通所は、徒歩25~30分かかるのできつかったです。でも、通いたくないと思ったことはなかったです」
身体に負担を感じることはあっても、通所そのものを嫌だと思ったことはなかったというAさん。
自分の身体の状態に合わせながら、少しずつ訓練を続けていきました。
就労移行支援では、毎日通所することだけが目標ではありません。
体調や生活状況に合わせて、どのような訓練方法が自分に合っているのかを考えることも大切です。
※在宅訓練の利用には条件があります。利用方法については事業所へご相談ください。
右手のリハビリも兼ねて、タイピング練習に挑戦
――エール西口では、どのような訓練に取り組みましたか?
「右手のリハビリも兼ねて、タイピング練習をしていました」
Aさんが取り組んだのは、パソコンのタイピング練習です。
身体の状態を考慮しながら、右手を使う練習も兼ねて、文字入力に取り組みました。
その積み重ねの中で、文章入力スピード認定試験の準2級を取得しました。
パソコンのスキルを身につけることは、事務職を目指すうえでの準備にもなります。
Aさんは、自分にできることを少しずつ積み重ねながら、再就職に向けて取り組んでいきました。
「無理にしなくてもいい」支援員の言葉で変わった考え方
Aさんがエール近鉄八尾西口で得たものは、パソコンスキルや資格だけではありません。
ご本人が特に大きな変化として挙げたのは、仕事や自分自身に対する考え方でした。
――通所を続ける中で、自分が変わったと感じることはありますか?
「発症前は、仕事を第一優先にしていました。でも、西口に来てからは、皆さんが『無理にしなくてもいい』と何度も伝えてくださったんです」
以前のAさんは、仕事を優先し、自分ならできるという思いで頑張ってきました。
しかし、身体の状態が変わった今、以前と同じように頑張ろうとすることが、必ずしも自分に合っているとは限りません。
支援員から繰り返し声をかけられる中で、少しずつ考え方が変わっていきました。
「自分はできると思っていた考えが変わりました。そして、焦りもなくなりました。余裕を持つこと、ゆとりを持つようになりました」
「頑張らなければ」から、「無理をしなくてもいい」へ。
この変化は、Aさんにとって大きな意味があったようです。
働くことを目指すうえでは、できることを増やすだけでなく、自分の限界を知り、無理をしすぎないことも大切です。
周りと比べず、今の自分を受け入れられるように
――エール西口での経験が役立ったと感じることはありますか?
「タイピング練習もそうですが、自分を周りと比べたり、気にしたりしなくなりました。そんな自分を受け入れられるようになったことです。考え方の変化が大きかったです」
以前の自分と比べてしまう。
周りの人と同じようにできないことが気になる。
身体の状態が変わったことで、そうした思いを抱える方もいらっしゃるかもしれません。
Aさんも、訓練を通して自分自身との向き合い方が変わっていきました。
できないことばかりに目を向けるのではなく、今の自分にできることを知る。
周りと比べるのではなく、自分のペースを大切にする。
そして、今の自分を受け入れる。
Aさんのお話からは、就職に向けた準備には、スキルの習得だけでなく、自己理解も大切だということが伝わってきます。
印象に残っているのは「何事もやりすぎ注意ですよ」という言葉
――エール近鉄八尾西口で、特に印象に残っていることはありますか?
「何事もやりすぎ注意ですよ、とブレーキの声かけをしてくださったことです」
Aさんにとって印象深かったのは、もっと頑張るように励まされたことではありませんでした。
むしろ、頑張りすぎないように声をかけてもらったことでした。
早く社会復帰したい。
自分でできることを増やしたい。
そんな思いが強いからこそ、つい無理をしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、長く働き続けるためには、頑張ることと同じくらい、休むことやペースを調整することも大切です。
Aさんは、支援員との関わりを通して、その大切さを実感していきました。
自分に合う求人を探し、金融業界の事務職へ
――今回の就職先が決まるまでの道のりを教えてください。
「求人検索で2件ピックアップして、担当支援員に相談しました。通える条件であることや、過去の経歴を活かせることなどから応募しました」
Aさんが就職活動で大切にしたのは、自分に合った条件で働けることでした。
無理なく通勤できるか。
これまでの仕事の経験を活かせるか。
そうした点を担当支援員と相談しながら、応募先を検討しました。
――就職活動でつらかったことはありましたか?
「まずは期待せずに取り組んでいたので、つらいことはなかったです」
面接も、落ち着いて受けることができたそうです。
「面接では落ち着いて、笑顔で受け答えができました」
以前は早く就職したいという焦りもあったAさん。
しかし、訓練を通して気持ちにゆとりを持てるようになり、就職活動にも落ち着いて取り組むことができました。
そして、金融業界の事務職への就職が決まりました。
これまでの経験を活かしながら、新しい環境で再び働くことになります。
「自分にできることを、少しずつ無理なく増やしていきたい」
――勤務開始に向けて、意気込みを聞かせてください。
「自分にできることを少しずつ、無理なく増やしていきたいです」
この言葉には、Aさんが2年間の訓練を通して大切にしてきた考え方が表れています。
以前のように、仕事を第一優先にして頑張りすぎるのではなく、今の自分にできることから始める。
焦らず、無理をせず、少しずつ仕事の幅を広げていく。
就職はゴールではなく、新しい生活のスタートです。
Aさんがこれからも自分の身体と向き合いながら、安心して働き続けられることを願っています。
これから就職を目指す方へ。「まずは自己理解が大切」
最後に、今「働きたいけれど不安」と感じている方へ、メッセージをいただきました。
「まずは自己理解。自分には何ができるか、どれくらいできるかを把握して、それを周りに伝えるようにすること。そして、気持ちのコントロール。割り切ることや、気にしないことも大切です」
Aさんが伝えてくれたのは、今の自分を知ることの大切さです。
何ができるのか。
どのくらいなら無理なくできるのか。
どんなときに負担を感じるのか。
そして、必要なことを周りの人に伝えられるか。
自分のことを理解し、周囲に伝えることは、働きやすい環境を考えるうえでも大切な準備になります。
身体障がいがあっても、もう一度働きたいと考えている方へ
Aさんは、入院とリハビリ生活を経て、エール近鉄八尾西口で2年間、再就職に向けた準備を続けてきました。
右手のリハビリも兼ねたタイピング練習や資格取得、そして自分自身の身体や気持ちと向き合う時間。
その中で、Aさんにとって特に大きかったのは、「無理をしなくてもいい」と考えられるようになったことでした。
以前の自分と同じように働こうと焦るのではなく、今の自分にできることを知り、自分に合った働き方を考える。
その積み重ねが、金融業界の事務職への再就職につながりました。
「病気やけがをきっかけに、以前のように働けなくなった」
「身体に障がいがあり、どんな仕事ができるかわからない」
「50代からでも再就職できるのか不安」
「体調に合わせて、無理なく就職の準備をしたい」
そんな悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
就職を目指すために、最初から無理をして頑張る必要はありません。
まずは今の自分にできることを知り、自分に合った働き方を考えることから始めてみませんか。
エール近鉄八尾西口では、一人ひとりの身体の状態や生活状況、これまでの経験、就職への希望などを伺いながら、就職に向けたサポートを行っています。
パソコン学習や資格取得、自己理解、求人探し、面接対策など、それぞれの目標に合わせて準備を進めることができます。
また、条件に応じて在宅訓練についてもご相談いただけます。
八尾市・近鉄八尾駅周辺で就労移行支援事業所を探している方や、身体障がいがあり再就職に不安を感じている方は、まずは見学・相談から始めてみませんか?
「今の身体の状態で働けるのか知りたい」
「就労移行支援が自分に合っているのかわからない」
「まだ就職する自信はないけれど、相談してみたい」
そんな段階でも大丈夫です。
年齢やこれまでの経歴だけで、働く可能性を決める必要はありません。
自分にできることを知り、自分に合ったペースで、これからの働き方を一緒に考えていきましょう。
エール近鉄八尾西口への見学・ご相談は、お気軽にお問い合わせください。
事業所案内


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