リセル新大阪のお知らせ・ブログ
「復職しても、また同じように休職してしまわないだろうか」
「職場の人とうまく関わっていけるだろうか」
休職中、復職を考え始めたときに、このような不安を感じる方は少なくありません。
今回お話を伺ったのは、リセル新大阪で復職支援(リワーク)を利用し、職場復帰を迎えたT・Rさんです。
今回が2回目の休職だったT・Rさん。復職できるのか、そして復職後も安定して働き続けられるのかという不安を抱えながら、リセル新大阪で復職に向けた準備を進めてきました。

T・Rさんのプロフィール
就職先の業種・職種: 電気機器の製造・販売/事務職
年齢: 50代
リセル新大阪の利用期間: 5か月
2回目の休職。「復職後も働き続けられるだろうか」
――休職中、復職についてどのような不安がありましたか?
上司との関係や業務量によるプレッシャーから、対人面で緊張を感じるようになっていました。
今回が2回目の休職だったこともあり、
「スムーズに復職できるのか」
「復職した後も、安定して働き続けることができるのか」
という不安がありました。
生活リズムそのものは大きく崩れていなかったものの、なかなか寝付けなかったり、早く目が覚めてしまったりする日が続き、日中の活動範囲も狭くなっていたそうです。
複数の事業所を体験。その中でリセル新大阪を選んだ理由
――リセル新大阪を利用しようと思ったきっかけを教えてください。
リセル新大阪だけでなく、いくつかの事業所を実際に体験して比較しました。
その中で感じたのが、リセル新大阪の落ち着いた雰囲気でした。
利用者の年齢層などもあり、にぎやか過ぎず、自分に合った環境だと感じたそうです。
また、「Fun!PC~PCでやってみよう!~」というPC体験会への参加も、利用を決めるきっかけの一つになりました。
普段は使わないようなパソコン操作を体験し、「ここなら新しいことも学べそう」と感じられたことが、利用につながりました。
復職を意識し、最初から週5~6日の通所へ
――最初は週何日から通い始めましたか?
初週から週5~6日利用しました。
復職後の出勤を想定し、生活リズムを安定させることを意識してのスタートです。
事前に体験利用をしていたため、事業所そのものへの大きな不安はありませんでした。
一方で、今回の利用目的の一つは「対人面での緊張を和らげること」。
そのため、利用を始めた当初は、人と関わることへの緊張もあったと振り返ります。
PCスキルから簿記・FPまで。復職に向けて幅広く訓練
――リセル新大阪では、どのような訓練をしましたか?
復職に向けてさまざまなプログラムに取り組みました。
Excel・WordなどのPCスキルをはじめ、簿記やFPの学習、動画教材を使った学習などです。
中でも印象に残っているのが、PCプログラムでした。
仕事でパソコンを使った経験はありましたが、それまでは経験をもとに「なんとなく」操作していた部分もありました。
プログラムを受けることで、基本的な知識を改めて身につけることができ、便利な操作方法など、自己流ではなかなか気づけなかったことも学べました。
作業プログラムやSST(ソーシャルスキルトレーニング)についても、
「よく考えられたものが多く、楽しんで取り組めました」
と振り返ります。
MOSなど複数の資格を取得
利用期間中には、訓練だけでなく資格取得にも取り組みました。
T・Rさんが取得した資格は、
- 日本情報処理検定 表計算2級
- 日本情報処理検定 日本語ワープロ検定2級
- 日本情報処理検定 文章入力スピード検定1級
- MOS Excel 365
- ビジネス法務基礎
などです。
特にMOSの資格を取得できたことは、リセル新大阪で印象に残っている出来事の一つになりました。
SSTやグループワークを通して、対人面の緊張にも変化
――利用を始めた頃と比べて、どのような変化がありましたか?
大きな変化の一つが、人と関わるときの緊張感でした。
SSTやグループワーク、事業所のイベントなどにも参加しました。
さまざまな人と接する機会を重ねるうちに、少しずつ対人面での緊張が落ち着いていったそうです。
「スタッフや利用者さんも話しやすい方が多かったのも理由かもしれません」
と話します。
休職中に人とのコミュニケーションに不安を感じている場合、いきなり職場へ戻るのではなく、復職支援の場で少しずつ人と関わる経験を重ねていくことも、復職への準備の一つになります。
「自分なら大丈夫かもしれない」と感じられるようになった理由
――復職に向けて、自信につながったきっかけはありましたか?
私の場合、何か一つの大きな出来事があったというより、日々の生活が少しずつ安定していったことが大きかったです。
継続して通所することで適度な疲労感が生まれ、睡眠時間も安定するようになりました。
さらに、事業所のイベントに参加したり、休日にはうまくリフレッシュしたりと、生活全体にメリハリが生まれていきました。
「通う」「人と関わる」「学ぶ」「休む」。
こうした日々を積み重ねることで、復職後の生活を少しずつイメージできるようになっていきました。
もっと利用者さんと関わってみたかった
――復職が決まるまでに辛かったことはありましたか?
リセル新大阪へ通うこと自体を辛いと感じることはなかったです。
ただ、対人面で緊張していたこともあり、
「もう少し利用者さんと親睦を深め、仲良くなりたかった」
という思いもありました。
これは、利用開始当初に抱えていた「人と話すときの緊張」ともつながっています。
それでもSSTやグループワーク、イベントなどへの参加を重ねることで、人との関わり方にも少しずつ変化が生まれていきました。
復職支援を通して気づいた「自分の考えを伝えること」の大切さ
――今回の休職や復職支援を通して、働き方について気づいたことはありますか?
私が今回の経験から感じたのは、自分の意見や考えを相手に伝えることの大切さでした。
休職中は、人と話す際に常に緊張感がありました。
しかし、復職支援の中で人と関わる経験を積み重ねる中で、
「一歩を踏み出すという意味でも、自分の意見や考えはしっかりと伝えることが大事」
と感じるようになりました。
職場で安定して働き続けるためには、仕事のスキルだけでなく、困ったことや自分の考えを周囲に伝えることも大切です。 今回の復職支援は、T・Rさんにとって、そのことを改めて考える時間にもなりました。
復職後は、職場の改善にも取り組んでいきたい
――復職を迎える今、どのように働いていきたいですか?
復職するだけで終わりではなく、今後は所属部署が抱えている課題について考え、改善案なども自分から提案していきたいと思っています。
休職中に感じていた対人面での緊張。
そして復職支援を通して気づいた、「自分の意見や考えを伝えること」の大切さ。
その経験を、今度は職場での働き方につなげていこうとしています。
「復職できるだろうか」と悩んでいる方へ
最後に、現在休職中で、復職できるか不安を感じている方へのメッセージを伺いました。
「前向きに動けば、必ず道は開けると思います。」
復職を考えていても、不安がなくなってから動き始められるとは限りません。
T・Rさん自身も、「復職できるのか」「復職後も安定して働き続けられるのか」という不安を抱えながら、復職に向けた準備を始めました。
そして5か月間、生活リズムを整えながら、PC訓練や資格取得、SST、グループワーク、イベントなどに取り組み、再び職場へ戻る準備を重ねてきました。
体調面で気になることがある場合には、自己判断だけで抱え込まず、主治医などの専門家に相談しながら進めることも大切です。
復職は「職場に戻ること」だけがゴールではありません
復職を目指すとき、「いつ職場に戻れるか」が一番気になるかもしれません。
しかし、その先には復職後も安定して働き続けることがあります。
T・Rさんの5か月間も、単に出勤できる状態を目指すだけではありませんでした。
生活リズムや睡眠を整えること。
人と関わる機会を増やすこと。
仕事に役立つスキルを身につけること。
休日にリフレッシュすること。
そして、自分の意見や考えを伝えること。
一つひとつを積み重ねながら、復職後の働き方を考えていきました。
リセルでは、休職中の方の「復職できるだろうか」「また安定して働けるだろうか」という不安に寄り添いながら、復職に向けた準備をサポートしています。
まだ復職時期が決まっていない方や、「リワークを利用するべきか分からない」という段階でも大丈夫です。
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