ストレスのからくり②ホルモン

リセル布施

こんにちは！リセル布施の村上です😊

今週はほとんどの学校で入学式が行われていますね。

入学式＝桜満開というイメージが強いですが、温暖化の影響で近年はそれまでに花が散ってしまうことが多いですね🌸

今年もすでに葉桜になっているようですが、あのフレッシュなグリーンの若葉も清々しくて大好きです🌱

ストレスホルモンとその作用

先週に引き続き、ストレスが人体に及ぼす影響とその対処法についてのお話です。

人間がストレスを感じた時、脳の視床下部を出発点とした2つのルートから、それぞれストレスホルモンが分泌されます。

①視床下部→下垂体→副腎皮質（HPA軸）

副腎皮質ホルモンは、アレルギーや炎症を抑える薬として知られていますが、その1つである「コルチゾール」の分泌が増えます。コルチゾールは、代謝促進や抗炎症作用、免疫力アップなど、体をストレス状態から守る働きをします💪

しかし、過剰分泌が長く続いてしまうと、免疫力の低下・アレルギー症状・生活習慣病・うつ病などに繋がるケースが多くなるといわれています😢

②視床下部→交感神経→副腎髄質（SAM軸）

激しい感情や肉体労働などでストレスを感じた時に「ノルアドレナリン」というホルモンが放出されます。交感神経の活動が高まるので、覚醒作用があり、心拍数や血圧を上げて体を活動的にします💨

やる気や集中力を高めたり、ストレス耐性を強めるメリットがある反面、過剰に分泌されるとイライラしやすくなり、高血圧や心筋梗塞などの原因となります😫

ホルモンバランスを整えるために♨

もちろん、ストレス自体がなくなることが理想なのですが、実際はなかなかそうはいきませんよね💦

実は、乱れてしまったストレスホルモンのバランスを正常化することによって、心身のストレス反応が軽減されるといわれています。そこで今回は、ストレスホルモンのバランスを整えるのに有効とされている方法をいくつかご紹介します😀

①適度な運動

コルチゾール分泌のバランスを整えるには、適度な運動がおススメです🏃‍♂️。運動も、心身に負担をかけるという意味では、ストレスと一緒です。また、筋肉を使った運動は酸素やエネルギーを必要とし、コルチゾール分泌が進んで鼓動が早くなり血圧も上昇します👆

これを繰り返すことで、身体は適度なストレスと運動終了による分泌コントロールに慣れていきます。そして実際に、仕事や人間関係でストレスがかかったときも、コルチゾールを適切に分泌することができ、身体のバランスが維持されるようになるのです🎵

②良質な睡眠

睡眠不足も慢性的なストレスの元なので、コルチゾールの分泌を促します。「一晩睡眠が不足しただけで、コルチゾールの値は100％以上増加し、翌日の夜になってもまだ37～45％ほど高い状態にある」という報告もあがっています。

また、時間の確保（7時間以上）とともに、深い睡眠がとれるように心がけましょう💤

③セロトニンを増やす

ノルアドレナリンが過剰に分泌された時、その働きを抑えて精神を鎮静させるのが、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」です。セロトニンを増やすためには、日光を浴びる・トリプトファン（必須アミノ酸の一種）を含む食品（魚・肉・卵・大豆製品など）を摂取する事の他🐟🍗、やはり運動や良質の睡眠をとる事が有効です。